歌舞伎座昼夜通し鑑賞(共に2回目)
アップは22日夜になるかな?新三が少しは眠くならないレベルになっているかな?注目。
見てきました、2回目、それも昼夜ともに1階とちり席。
但し、昼は仮花道外、だから芝居前は女伊達のお尻(目の前が菊之助と亀治郎)のみ。その代わり、玉三郎と菊之助だけやけに裾をぎりぎりまで下げて着ていることとか、秀太郎の下駄だけやけに歯が低く、もしやおみ足が悪いのかも?なんて思ったり、それぞれの役者が台詞を言うたびに、前身に力が入っていることなど(魁春あたり、右手がぷるぷる震えていた)がわかったのは収穫(?)。車引は、勘太郎がよく見えた、というか、松王と桜丸がよく見えない位置だった。まあ、4日は一番前10番台だったので、桜と松ばかり見ていて、勘太郎までいまひとつ目が行かなかった分、今日でカバー。素晴らしい梅王だった。相当足腰を鍛えているのだろう、それは夜の研辰でもよくわかったけれども。
新三は、前回以上に居眠りしてしまった。まずい。
芋堀は、もともと狂言系の歌舞伎モノが嫌いだし、「茶壷」みたいでどうも好みじゃない。
夜の狂言は、四ノ切、相変わらずの菊五郎の気合ぶり。そのせいか、菊之助がやたらに綺麗に見える。菊之助は菊五郎の若い頃と違い、決して顔立ちに恵まれているとは思えないが*1、気合が入ると綺麗に見えるのはどういう訳だろうか?去年1月の玉三郎との二人道成寺の時もしかり。それにしても、65歳近くなって、あれだけ25日間毎日動き回り、十歳に満たないうちからプロとして演技する歌舞伎役者は過酷で因果な商売だと思う。
研辰、楽しめた。5日に見たときよりもスムーズ。調子にのって、出待ちまでしてしまう。今日はマツジュンや柄本明、仲間由紀恵がいたと芸能通の友人から。*2.*3
考えると、私、今日から4週連続日曜日に歌舞伎。来週29日がNHKホール、6月5日が歌舞伎座通し、12日が国立。19日はオペラで、飛んで26日はコクーン歌舞伎の楽。どうなっているの?と我ながら。
追記(1)やはり今月の観客は違う。写真に群がる人の多さと、買う人の列の長さったら今まで見たこともない程。笑うタイミングも明らかに違うし、かといって、1階上手側にいるも於いてある無料の冊子は大量に余っている。いつもなら、10日くらいまではゲットするのが大変だったのが、今月は2日目、3日目でも楽勝にゲットできた。そういう歌舞伎座の構造を知らない人が集まっているのだ。