箱根強羅ホテル

　見ました。余り好きでないといいながら、何故か見てしまう井上ひさし。今回は内野聖陽と麻実れいが井上ひさしの芝居に初挑戦ということもあるので、是非見たかった。ういさんがおっしゃっていた1階真ん中狙ったものの、1階は21列端っこだったので、Ｚ席。2階3列目でもまあ見えました。
　苦手な井上ひさしだけれども、今回はよくまとまっている。途中で帰った「紙屋町なんとかホテル」よりもずっといい。何といっても、内野君と麻実れいが光っているし、舞台に出ている全員うまい。最後まで見てよかった、と思ったけれども、そこにいくまでに、何箇所か辛いところもありました。
　そこで考えてた。私はこまつ座の何が嫌いなのか、と。１）音楽が好みじゃない　２）戦争はこんなに悲惨だよ、ということを言いたいのだと見る前からわかっていて何か説教臭い　３）オペラの「トゥーランドット」などでもピン・ポン・パンなんて3人組は出てくるけど、常に出てくる女性3人組みの使い方が臭くっていやだ　などなどかしら？
　個人的な体験に基づいてしまうけれども、私立女子小学校に通わされて学校に合わなくって辛かった思い出、ie、規則、規則とがんじがらめで自由がない、というような感覚の中に入っていくような気がするからだと思った。

追記（１）：S席なら、△印で席が残っている日がまだまだある模様。私は会員売り出しで即売れた段階で当日券まで諦めていましたが、どうしてもご覧になりたいかた、０１２０−４８９−４５９（これはクラブジアトレ会員用ダイアルですが）に問い合わせてみて。内野君、私はエリザベートの初演で見てるけど、声が良くなっている。

追記（２）：麻実れいってかっこいいわ。スタイル抜群、声もいい。で、思ったのは、どうして去年、「エリザベス・レックス」であんなに聞こえなかったのか？中野ゼロで見たから、サントリーホールで芝居するようなものだったのでしょうか？それでも奥田瑛二（漢字これでいいかな？）ははっきりきこえたのに。玉三郎と同年輩だと見たけど、小顔、長身、スリムと似ている。個性はまるで違うけど。

追記（３）：怒られるかもしれないけど、内野聖陽って、サッカー日本代表の楢崎に似ている、っていうか、楢崎が内野君に似ていると前から思っている私。

追記（４）:今まで私が見てきた内野君の舞台は、「北の阿修羅は生きているか」「エリザベート（初演）」「モンテ・クリスト伯」「藪の中」「ペリグリーズ」：全部良かった（対して、麻実れいは出来不出来が激しい、ってよりも、合う合わないが激しい役者さんだと思いますが。そういえば、以前、ご主人と文楽見に生きていたのをみたことがあったっけ。感じよかった。感じわるかった某元漫画家夫妻と大違いだった）