人間が花を美しいと思ったときは?

 12日に科学博物館に行って改めて思ったこと。ニンゲンはいつから、花が美しいと思ったのだろう?虹の七色をめでたのだろう?
 いくらチンパンジーが7歳の知能といっても、どの程度芸術や自然の美を理解できるのだろうか?私は個人的に犬は4歳児位の知能があると思っているが、いくら教えても桜の花を見ようともしなかったし、人間がいじっているからあとからバラの花をいたずらする程度であった。窓の向こう側にいるヤモリを指差しても、窓の向こう側にいる、ということが理解できないようだったし、空も虹も見ようとはしなかった。あくまでも、動物的直感で生きている動物だった。
 私たちの脳みその4分の1だったネアンデルタール人のルーシーあたりでは、自然の美を愛でるところまでいっていただろうか?否、21世紀の先進国、日本だって、忙しいストレス働き蜂のうち、どれだけのパーセンテージの人々が、美を愛でる心をキープしているだろうか?
 以上、最近の私の疑問でした。現代人は、鬱病にでもなって、たっぷり休息でもとらないと、どんどん私たちの脳みそと人間らしい感性とはは後退していくような気がしてならない。この間の、世界単独ヨット航海を成功させた翁も似たようなことをいっておりましたが。*1

*1:50歳過ぎたら自分の人生を生きよ、とかいっておられましたね。それまでは会社のために時間を費やしていたのに気付いて、というような内容のこと。