帝劇「エリザベート」鑑賞(9/18)
このブログを始めてから、見なかったはずのミュージカルを見る機会が増えました。その意味でも、日々私の世界は広がっております。
贔屓の内野君が出るというので、初演は都民劇場で見たものの、鳴り物入りの公演で期待が大きすぎたのか、一度見ればいいや、と思っていたのが、今回観てびっくり。5年間でこんなにレベルが上がったのか、と。一番印象に残ったのは、実は、寿ひずる。あんなにはまった役柄、今日だけでなく、久方ぶり、と思うほど。一路真輝のような歌えて踊れて演技できるレベルの高い人がいることを再確認できたのも嬉しいし*1、内野君の立派な成長振りも確認。彼の芸域の広さは、市川雷蔵に匹敵するぞ、もしかしたらそれ以上かも、と思ってしまった。内野君の才能と努力と頭脳となら、いつか英語で向こうの舞台に向こうの役者とも共演可能かも。
他に。皇帝役の石川禅、幅広い年代をうまくカバーする演技と歌がなかなかだった*2。息子の皇太子役のパク・トンハ、ごめんなさい。出てきたところと死んだところは覚えているものの、丁度居眠りに差し掛かりました!ただ、舞台見ただけでは、これが、あの「うたかたの恋」で心中したルドルフとはわからなかったのが残念。