昨日の舞踊公演追記

http://www.kabuki-za.co.jp/info/kougyou/060127/index.html
平成18年1月27日午後6時開演 1月28日午後1時開演
一、 北州 清元連中  中村 富十郎
二、 棒しばり 長唄囃子連中 中村 勘太郎 中村 七之助 坂東 弥十郎
三、 弓流し物語 義太夫連中  井上 八千代
四、 新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子 中村 勘三郎

北州 - 素踊りのときの富十郎の集中力はいつも凄いと思う。これで75歳?顔も結構怖い。化粧をして衣装をつけた富十郎はお人よしにしか見えないのだけれども。いつものとおり、延寿太夫の語りが何をいっているかわからずに残念。

棒しばり - いきがよくって気持ちよかった。長唄、私が今まで気づかなかっただけかもしれないが、タテを崇光がとっているのを見たのは初めて。美声に声量。思わず眠くなってしまった。ごめんなさい。

弓流し物語 - こんなキビキビした動きを、どれだけの男性歌舞伎役者が出来るのか、と思わせる舞。義太夫も迫力あると思ったら、人間国宝の駒の助だった。女性って強い、と感じる作品。ただ、やはり井上流を見るには、歌舞伎座は大きすぎるかも。

春興鏡獅子 - これについて書くと悲しくなりそうだけど、勘三郎の春興鏡獅子、思えば1991年にロンドンのナショナルシアター、リテルトンで見て以来、松竹座での楽をおっかけたのも含めて何回見ているだろうか?今日は忘れたいです、正直。特に同じ日に、椎名林檎との対談などにテレビで出ていたらしいけど、そういうのを抑えて、身体を作ったほうがいいのでは・・・或いは直した方がいいのでは・・・としかいいようがありません。まじ、息子に負けていました。なんか、舞台姿、オーラも弱いし小さかった。

→ちょっと気になって他の方のブログを拝見。全然異なるご意見をid:mittei-omasaさんが。すみません、勝手に勘三郎を病人にしてしまいました。

29日の追記:当代イチの鏡獅子役者に期待しているかたのショックで随分書いちゃっていましたね。でも、その時の私の自然な感想だからこのままにしておきます。