宦官ピンポンパン

に初めて気付く。4月のサントリーホールオペラでは若手歌手のトゥーランドット姫で荒削りのトゥーランドット悲鳴だったがマークは違う。声量、美声、表現力、迫力と文句なし。往年の歌右衛門のように車椅子に座ったきりで上半身のみの演技。かつてベルリンで喉の調子の悪い主役に変わり横から歌だけ歌った代理歌手がいたが、その逆は出来ないかな?チャン・イーモウの演出は中国の雰囲気か出ているだけで物足りない。舞台演出に慣れていないのではないか?5年前もつまらないと思ったが。ズビン・メータの指揮は今日も安定。ムーティや小澤のように当たれば凄い、が無い代わりにいつも安心。私が最初に聴いたロイヤルのトスカ、パヴァロッティカバラドッシの時の棒もこの人だった。それ以来のメータファン。