鶴澤清治の会@国立大劇場

自分への誕生日プレゼント.清治というと2(1?)年半前の紀尾井ホールに於ける<一の糸>が記憶に新しいが,本日もなかなかの企画.清治の良さは勿論,流石に贅沢な清二郎の三曲,三味線11人の迫力,山川静夫原作の新作<弥七の死>は楽しめたし,不安な右足を押して行った価値が十分あった.ただ,語りは,今日も住大夫はイマイチだし,酒屋の音はずしは毎度とはいえ,蓑助の人形に今一つ集中出来ず.>やはり若手が育たないと、といよりも、今日も若手を何故出さない、という声を帰りの道々耳に入ってきた。咲大夫の弥七、良かった!嶋大夫は、声量があることを実感。住大夫のお歳を考えると、楽に予定している私は心配。