楽章の間は拍手をご遠慮下さい

数回に渡る休憩時間の注意にも関わらず,前半のモーツァルト35番以上に五嶋龍君が加わった後半の四季での楽章終わる度の馬鹿拍手が続いた本日のオルフェウス室内管弦楽団公演。つくづくTVの力の怖さと一部の狂言役者や歌舞伎役者のように室の低いファンがついている五嶋龍君が少々気の毒に。

せっかくの若い才能が聴けると楽しみにしていて,何故四季?の気持ちは今も有るが,姉譲り濁りのない演奏,清々しさ,姉ほどの音の美しさはないがイキの良さと音の豊かさはアンコールでも実証。パールマンブーニンのコンサートを喜んで聴くような観客を呼ばないアーティストに育ってくれるだろう。
オルフェウス室内管弦楽団の清鮮な演奏とのコラボは成功。