ロシア・バレエ・アカデミーTOKYOコンサート

恒例のロシアバレエのコンサート、第10回目の今年はドン・キ・ホーテ。毎度ながらよくぞ年一回の発表の場に全幕物をここまで、という出来。昨年は白鳥だったが、さぞ皆さん舞台の方々は大変だと簡単に想像はつくものの、他のバレエ発表の場とは明らかに一線を画した、まさに見る側の初心者にとっても中身の濃い舞台に拍手。ロシアのボリショイから二人、Kバレエ等国内から五人もプロの男性陣を呼ぶだけの事がある。恐らく舞台の大半のダンサーは仕事や家庭を優勢しながらの努力は素晴らしい。なんといっても佐々木チトセ先生のご活躍はさぞかし大変だったろうと思うが、これだけの結果を残せば、大変であろうと次回も、という気になるのだろう。

http://www.russia-ballet-tokyo.jp/concert.html

圧巻だったのは、急遽舞台に立たれた、ジプシー役の佐々木チトセ先生。妖艶で素晴らしい存在感でした。いつか、佐々木先生の品詞の白鳥なんて見られないでしょうか。。。???

ドンキは昨年、アナニアシビリとウバーロフのグルジアバレエとザハロワとウバーロフの新国版を見たが、つくづく最初と最後しかきちんとみないで中は居眠りかボオっと見ているのだな、と感じ入った。

次回からはドンキも、きちんと全幕居眠りなく見ようと誓う気にさせた今晩のコンサートだった。ロシア・バレエ・アカデミーの皆様には是非とも来年も全幕にトライして欲しい。