津駒大夫と咲甫大夫

それぞれ綱大夫、文字久大夫の休演代役を立派に勤め上げたのが印象的だった文楽1部と2部.3部は明日見る予定。84才の歴代最長老住友大夫の語りが最近胸に飛んで来なくなってしまった。やはり義太夫にはかなりのパワーが必要なんでしょう。私のお隣さん、咲甫さんしか聞かずに2部は頭と尻のみ。住大夫をカットするとは、時代が変わって来たかなぁという印象。住大夫は越路や山城とは違って惜しまれるやめかたではなく、最後の最後まで義太夫語りを貫く人生を選んだのだろう。100過ぎても尚現役を貫いた清元志寿太夫と同じ生き方だ。

今回上演の18年ぶりの非人の敵打ち、歌舞伎や文楽には本当にちょくちょく蒲鉾小屋に住む非人が取り上げられる。明治以前は然程に非人の社会での位置付けがあるがままに受け入れられていたのだろうか?

今日は朝から強風で寒い。そのせいか朝の散歩が遅めに出掛けたにも関わらず、やたらと街が静かだった。休日は水曜日なのに。

今朝の散歩でおみ足の悪い男性が杖を使いながらもやっと歩いていた。その後ろ姿を見てフリート新之助がじっと立ち止まり、追い越したら今度は前から後ろ向きに動かなくなった。最初は近くにお友達のレオ君の家があるので立ち寄り匂いを嗅いだりして誤魔化したがもう不味い。と思ったら、その男性に、犬に見られるようになったらお仕舞いだなぁ、と言われてしまう。やはり犬好きな人だったようだ。

ジーク太郎も以前に90才のお婆ちゃんに歩調を合わせて歩いたり、うちの二人は介護犬の素質があるなぁ、と改めて思う。チョット小さいから実際の介護犬は無理でしょうが。

昨晩のゆうぽうとの話。休憩から戻り5分前のベルが鳴りドアを開けて佇む素敵な男性!小林十市君でした。彼のブログでもあったけど、ジル・ロマンと共に今回の東京バレエ団の演技指導したのですよね!改めて先代小さんはいい孫を二人残してくれたものだ。

四体陸こ男子シングルは小塚君と織田君が3,4位だったらしい。織田君は久しぶりの国際メジャー大会で緊張したろうし小塚君はメジャー大会で織田君を破り自信になったでしょう。録画見るのが楽しみだ。