国立演芸場30周年記念公演上席

上席の中でも楽と並び最も人気があった本日のトリは小朝。やはり緻密で面白い。歌舞伎と落語の観客の相違から話が入ったが、勿論落語の観客の方が質が高く、幸四郎演じる俊寛から。最後の所のクサイ演技の時にラマンチャと声がかかったとか、歌舞伎座の花道七三で非常口が並び弁慶の飛び六法で目に入る等。

今回は記念公演の為に恐らくいつもよりもベテランが多く出演しているが内海桂子や順子ひろしのひろしは80代後半。漫才師はマイペースで好きな事が続けられるのがいいのか?

ただ、私でも全然わからない団塊世代向きの古いネタが多かったように、客席はご年配中心。国立はチケットが取りやすく座席も楽だからだろう。

ランチは移動時間を入れて45分しか無かった為に一番手軽そうだった直久に入る。数年ぶりの直久は味がやや雑になりメニューも前よりも女性向きに。ボリュームもやや減って値段変わらず。出るのがやけに早かったのはすいていたからか作り方が簡易化されたからか?私は昔あった青菜そばが好きだったのにいつしか消えた。かつて芝居やコンサート前は直久か歌舞伎そばか、だった時代もあり無性に懐かしい。


当然ながら九段下は花見客で大混雑。私は演芸場への道すがら後ろから来た女性にスニーカーの中に傘を入れられて足裏を軽くえぐられて痛い思いをした。幸い冬用の厚い靴下で助かったが、長い傘を持ち歩く人には是非とも周りに注意してほしい。