とうとう後2冊に・・・

ここまで来ると、読みきるのが残念な
カムイ伝全集 決定版村上春樹1Q84』をどう読むか全38巻」

やはりカムイ伝ほどには読み応えがないカムイ外伝は、
半分くらいの時間でわっさわっさと読めてしまう。が、
見たところ、この外伝の後半部分の絵が、一番充実しているような気がする。
小島剛夕氏の絵だろうか?


ほんのちょっとした人の表情が、そこらへんの俳優よりもずっといい。
また、このシリーズ、38巻中13巻には毛利甚八による白土三平の伝記がつづられていて、
これが大変読み応えがある。


最終回のそれによると(外伝10巻)、ここ数年は、白土三平はアラブ社会の
調査などもしているらしく、3部が出るときには、おそらく911などの衝撃も
含めて、現代への痛烈なメッセージが入るであろう、とのこと。
(9.11以降の世界に通用するストーリー、だって)


まるで、「1Q84」ではないの。「1Q84」といえば、
ださいかもしれないけど、河出書房新社の「村上春樹1Q84』をどう読むか」
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309019338)なんてそれなりの人たちの
1Q84」の読後感想文の総集編みたいなのを読んだけれども、そのお陰で、
今頃になって、6月16日から18日にかけて、読売新聞朝刊で、
村上春樹へのインタビューが掲載されていることを知り、
3ヶ月遅れで読んでみた。ムムム、侮れない読売新聞。


なんて暢気なことを書いていたら、ネット上でも読めるんですね。

http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20090618bk01.htm

2ちゃんねるあたりを読むのも結構面白いらしいけど、
そこまでやったら本当にエンドレスになるので、
ミクシィのコミュも同じ理由にて、今のところ遠慮しておこう。


で、やはり今晩はこれからカムイ外伝を読みましょう。