渋谷の文化村は知る日とぞ知る文化の宝庫である。お子チャマにこびない企画が多い。
私は企画にひかれて、余り感心しない音響でも何でも月に1、2回は通っている。今月なら21日に藤原の「椿姫」に行く。藤原はよくオーチャードホールを使うが、上野の文化会館よりも使用料が安いのだろうか?300人もキャパが少なく、音響お悪いところでじゃないと開催する意味無いもの。

たまたまメルマガでグループインタビューの募集があり、丁度あいている時間だったのでいった。なかなか面白かった。特に場所がなかったのか、楽屋でやったので余計に面白かった。ひし形を半分にしたような面白い楽屋だった。前にも文化村主催で「音響巡りツアー」などにも参加したことがあるので、こういう企画はじゃんじゃんやってほしい。

最近は文化村だけでなく、世田谷パブリッシシアター、東京文化会館新国立劇場などが積極的にバックステージツアーを開催している。新国には、オペラ劇場以外のほうもやってほしいと常々思っているが(既に4回もいったのでさすがにもうオペラ劇場はいい)、柔軟性を持った観客側にあった運営を説に望みたい。その点、かつて私が住んでいたロンドンは良かった。以前のロイヤルオペラハウスは楽屋から衣裳部屋まで見せてくれたし(新しくなってからはさすがにそこまでは。。。ただし、リハーサルルームが見れたけど)、サウスバンクのナショナルシアターは、当日でも二人希望者がいればバックステージツアーをしてくれる。私が行ったときには一人だたったのに、数時間して電話したらもう一人アメリカ人の女性がいて、二人でゆったり和気藹々と質問しながら大中小劇場のバックステージを見て廻った。こういう鷹揚さ、ボランティアの層の違いや、「自己責任」の観念の違いもあろうが、どんどん文化国家にふさわしい国としての環境になってほしいものだ。