文楽通しで鑑賞、2回目(居眠り減った)

文楽 劇場 国立劇場小劇場
公演期間 2005年2月12日(土) 〜 2月27日(日)
開演時間 第1部 11時 第2部 2時30分 第3部 6時
(第一部〉(Aプロ) 11時開演 
並木千柳・三好松洛=作 源平布引滝 矢橋の段・竹生島遊覧の段・九郎助内の段
景事 団子売
〈第二部〉(Bプロ) 2時30分 
近松半二・近松加助=作 伊賀越道中双六 沼津の段
近松門左衛門=作 嫗山姥 廓噺の段
〈第三部〉(Cプロ) 6時 
文耕堂・長谷川千四=作 壇浦兜軍記 阿古屋琴責の段
卅三間堂棟由来 平太郎住家より木遣音頭の段 

今回は間違えないように、リンクしておきます。知人3人と遭遇。
私は、朝、5月のコクーン「メディア」を買ってから来たため*1、1分遅刻した関係で間違えて1列後ろに座る。すいていたので、そのまま1部はそこで鑑賞。
特に2部、どこかの学会関係者あたりが2部に大挙いらした雰囲気。私の後ろには沢登翠さんご一行が。

やはり先週と体調が違うのか、阿古屋では居眠りしたものの、しっかり見ました。ただこの3部、やや騒がしい歌舞伎の大向こうみたいなおじ様がそばにいらして、清志郎さんの演奏への集中を切らすような拍手は大迷惑でした。千歳さん、声がやや枯れて美声がイマイチ。咲太夫と燕二郎、元気でした。

1部で団吾さん、まるで私の先週のコメント見たみたいに床屋さんに言ったようですっきりこん。

2部、住太夫も、先週よりもよかったような。或いは私の体調か?住太夫さんだけは字幕なんてみなくってもはっきりと一語、一語がわかる。凄い技術。他の太夫はこの点、総崩れ。
玉男の十兵衛見て。ほんのちょっとした手の動き、首の動きが素晴らしい、無駄がない、ハラがありますね。玉幸さんも既に引退、年下の人形遣いが亡くなったり引退しているの、半世紀近くも文楽を引っ張るあの力、後輩たち20年分くらいの元気を吸い取っているようですねえ。蓑助さんも、復帰してからの方がハラがあっていい。以前はちょっとこびているようなところが見受けられましたが。

*1:なんと、知人の一人も私と同じことをやって来ていた。私よりも待ちが少ないぴあだったらしいので、次回から要チェック。