東京のオペラの森管弦楽団

 昨日に続いて、一時話題になった石原・小沢企画?の東京のオペラの森に連日通う。今日はアラン・ギルバート指揮のオーケストラ・コンサート。
 http://www.tokyo-opera-nomori.com/orchestra_j.html

東京文化会館 大ホール
S:\14,000 A:\12,000 B:\10,000 C:\8,000 D:\5,000
指揮 アラン・ギルバート ソプラノ リカルダ・メルベス 
管弦楽 東京のオペラの森管弦楽団

R.シュトラウス 13の管弦楽のためのセレナード
         4つの最後の歌
         アルプス交響楽

昨日に続いて最安値のチケットにして、ほぼ自由席状態。今日は4割以下の入りだろうか?週末にしてこの惨敗ぶり。それなのに、この企画は来年はヴェルディオテロなど)*1、そして再来年はワーグナータンホイザーなど)と既に決まっているようだ。中味的には、ロビーでの簡単な、今年ならばシュトラウスに関する展示や、無料で配られる簡単なパンフレットなどなど、少なくともロンドンで私が見聞きしてきた並みのフェスティバルで嬉しい。

ただ、これだけのスポンサーがついているので大丈夫なのかもしれないが、昨日の小沢に対するブーイングといい、今日の寂しい入りといい、中には深い、深い、問題が潜んでいるのは確かだろう。

今日の公演もいってよかった。アラン・ギルバートは、これはあくまでも私の生理的なものだが、下品に踊りまわるような指揮ぶりがいやで余り見ないようにしてしまった。*2オーボエの宮本さんやら、フルートの工藤さんやら、日本をリードする演奏家を直に耳にできて、ゆったりと隣に荷物をおいて、足を組んで楽しめるコンサートは快適そのものである。トイレもどこもすいている。

ところで、以前から疑問なのだが、東京文化会館の座席の椅子のカバー、どうしてところどころに黄色だったり、緑だったり、わけのわからない文様になっているのだろうか?どなたかご存知だったら是非とも教えてください。>教えてはてなダイアリー(このような質問には反応あるだろうか???)

追記:この日、上野駅を降りたら物凄い人出で、いくら週末といっても、と思ったが、3月20日上野動物園の開園記念日で無料だったことも影響していたのだろうか?東京文化会館は駅の前の横断歩道を渡った目の前なのに、この横断歩道付近のエネルギーたるや、大げさかもしれないけれおどもインドを旅したときを思い出すくらい。私も東京文化会館までマティネを聴きにいくことはそれほどないが、週末の昼間はこんなものかもしれない。

*1:ちななみにオテロの他にレクイエム。何か、ムーティに立ち向かうかのような演目ですね。

*2:勿論、私が一番駄目なのは佐渡裕氏です。いくら10年以上前とはいえ、まるでヴェルディを冒涜っするかのごときレクイエムを聴いてしまったことが大きいのですが。大体私は1度でこれぎり、って思うことは少ないのですが、大好きなレクイエムをあんなにされたショックは大きかったのです。