プッチーニ

先程はヴェルディで終わり。プッチーニのオペラこそ甘美で中味が薄いようにも思えるが、ボエームでオペラの虜になり、ジーリからアラーにゃまで10種類位集めてチャイコフスキーのバイオリン協奏曲、ヴェルディのレクイエムと並んで大好きな思い入れの作品。後に何かあると、何も悪いことをしていないのに、ただ信心深く困った人に手を貸して教会には花を飾ってきたのにどうして、ペルケ、ペルケ、こんな目に逢うの、と熱唱するトスカにより心を惹かれるようになった。トゥーランドットは限り無く現代音楽にも近い不協和音があり、私はプッチーニは甘美なままでいてほしいと思う。