文楽@国立小劇場

昼の部は清十郎襲名。改めて歌舞伎とは異なるある種、潔いシンプルな文楽の襲名は気持ち良い。勘十郎が昼夜共に大活躍。清治が千歳太夫の次に呂勢太夫の相三味線となり今後が楽しみ。咲太夫休演を埋めた文字久太夫があっぱれ、流石に住太夫に絞られてきただけの事はある。

昼の部襲名興業の八重垣姫、狐火の場はやはり文楽だと思う。10年前に雀右衛門が一世一代の八重垣姫を披露したが、あの当時が彼のピークであっただろうか?また雀右衛門の元気な舞台を見たい。今年のNHK古典芸能鑑賞会にも出ないし。