世界バレエ・ガラ公演

何と17時に始まり終演23時。という事で余りに遅いから出待ち諦めて帰途に。AプロとBプロはそれぞれ4日あるけどガラは1日だけのせいか、全員が存分の演技で素晴らしかった事!その上今日のお楽しみは大量10人もの男性ダンサーのチュチュ姿に数名の女性ダンサーの勇姿も。


これは癖になりそう。また帰宅後に。


それにしても一流ダンサーは男性女性なんでも踊れるんですね。

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帰宅して思うこと。最後のおふざけのおまけ、ファニーガラは楽しかったけど、お陰で中身が濃かった肝心要の本物のガラの印象が薄まったのは残念。今日は、若手は力強いテクニックと躍動感で、パリ・オペラ座中心のベレランはそれなりの味をしっかり出していた。ルグリ、ル・リッシュ。オレリー・デュポンの三人のパリオペラ座のベレランが頑張っていた。

ギエムのTWOも彼女ならではの西洋の地唄舞って感じ。

今日もシムキン君は素晴らしかった。彼は昔のクマテツのジャンプと回転にしなやかな感性も十分にあるから本当にこれからが楽しみ。

ジャンプというと、今まで私が見てきた中で印象的なのは、カレーニュ、ルジマートフ、熊川哲也と今回のシムキンだけど、それぞれ個性が違って面白い。フィギュアスケートでもそうだけど、ナイフのようなシャープさがある人から(ルジ)、もっと軽いシャープさ(隈)、とにかく高いジャンプ(20年前のカレーニョ)、映像で見た滞空時間の長いバリシニコフとか、力任せのムハメドフとか。シムキン君は小柄だってこともあるが(体操選手並では?)切れが素晴らしくてしなやかで大きい。


第12回世界バレエフェスティバル [ガラ] 
8月13日(木)17:00開演  会場:東京文化会館


■第1部■ 17:00〜18:00

序曲「戴冠式行進曲」 (ジャコモ・マイヤベーア作曲)

白鳥の湖」第1幕よりパ・ド・トロワ
振付:グレアム・マーフィー/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ルシンダ・ダン レイチェル・ローリンズ ロバート・カラン

カルメン
振付:ローラン・プティ/音楽:ジョルジュ・ビゼー
タマラ・ロホ フェデリコ・ボネッリ

「ダンス組曲
振付:ジェローム・ロビンズ/音楽:J.S.バッハ
ニコラ・ル・リッシュ

「いにしえの祭り」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:リヒャルト・シュトラウス
エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン

「ジゼル」より第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ /ジュール・ペロー/音楽:アドルフ・アダン
アニエス・ルテステュ ジョゼ・マルティネス


<休憩20分>


■第2部■ 18:20〜19:35

「ジュエルズ」よりダイヤモンド
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
ディアナ・ヴィシニョーワ ウラジーミル・マラーホフ

「カンティーク」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ユダヤの伝承音楽
エリザベット・ロス ジル・ロマン

「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトール・グゾフスキー/音楽:ダニエル・オーベール
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル

「TWO」
振付:ラッセル・マリファント/音楽:アンディ・カウトン
シルヴィ・ギエム

ソナチネ
振付:ジョージ・バランシン/音楽:モーリス・ラヴェル
オレリー・デュポン マニュエル・ルグリ

「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン


<休憩15分>


■第3部■ 19:50〜20:40

ラ・シルフィード
振付:オーギュスト・ブルノンヴィル/音楽:H.S.レーヴェンスヨルド
ナターリヤ・オシポワ レオニード・サラファーノフ

「アルミードの館」よりシャムの踊り
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:ニコライ・チェレプニン
ティアゴ・ボァディン

マクベス」  
振付:ウラジーミル・ワシーリエフ/音楽:キリル・モルチャノフ
スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・ウヴァーロフ

ロミオとジュリエット」より "寝室のパ・ド・ドゥ"
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
シオマラ・レイエス ホセ・カレーニョ

「じゃじゃ馬馴らし」
振付:ジョン・クランコ/音楽:クルト・ハインツ・シュトルツェ
マリア・アイシュヴァルト フィリップ・バランキエヴィッチ


<休憩15分>


■第4部■ 20:55〜21:55

「パリの炎」
振付:ワシリー・ワイノーネン/音楽:ボリス・アサフィエフ
ヤーナ・サレンコ ズデネク・コンヴァリーナ

「三人姉妹」
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
マリアネラ・ヌニェス ティアゴソアレス

「ザ・ピクチャー・オブ」
振付:パトリック・ド・バナ/音楽:ヘンリー・パーセル
マニュエル・ルグリ

ロミオとジュリエット
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
オレリー・デュポン ローラン・イレール

「春の声」
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:ヨハン・シュトラウス
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

ドン・キホーテ
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
上野水香 デヴィッド・マッカテリ

フィナーレ 「眠れる森の美女」よりアポテオーズ (ピョートル・I.チャイコフスキー作曲)


指揮:ワレリー・オブジャニコフ 
管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団  
ピアノ:高岸浩子
チェロ:遠藤真理