歌舞伎座夜の部

夜の部は吉右衛門の変幻自在な口跡を楽しんだ。後程もう少し追記予定。


●夜の部(午後4時30分開演)
一、浮世柄比翼稲妻 鞘當 鈴ヶ森
二、勧進帳
三、松竹梅湯島掛額 吉祥院お土砂 櫓のお七



で、播磨屋が出ないのは、鞘当と櫓のお七だけ。勧進帳の富樫で、台詞を歌う役者は沢山いるけれども、
きちんと台詞を観客に届けることが出来るのは、この人しかいないなあ、とつくづく感じた。

幸四郎の弁慶は、いつもと比べても、なんといっていいのかわからないが、一風変わっていた。
なんというか、型破りというか。。。

この兄弟の弁慶・富樫は、歌舞伎を見始めた頃、まだ梅幸丈が舞台に上がっていたころに、
先代幸四郎の13回忌だったかで一度見たことがある。おそらく15年位前。
まさに光陰矢のごとし、この間に一緒の舞台に立たない時間も長かったが、
15年前と比べて、二人とも、随分演技が変わったなあ、と感じた。

お土砂って、毎度、毎度、見ているのが辛いのですが、皆さんはどうなんでしょうか?
特に3階席に座っていると、早く終われ!とばかり思ってしまう自分に気づきます。

未だに昼の部はどうしよう(見るか、見ないか)か迷っています。